【ブログ】拙メルマガ300号記念「お礼の集い」

2024年9月も秋分の日を迎え、ようやく東京地方は秋の気配。
 とはいえ猛暑が過ぎただけで、気温は引き続き平年を大きく上回って推移しています。

 自宅近くに一画を借りている市民農園。
 「菌ちゃん畑」にようやくキャベツ、白菜等の苗を植え付け。畝立てをして、北品川商店街で頂いてきた品川かぶのほか、春菊、ほうれんそう、にんじんを播種。さて、「異常」気象のなか果たして無事に生育してくれるでしょうか。

それに先立つ2024年9月18日(火)、私にとって一生、忘れることのできない会が開催されました。
 個人で月2回のペースで配信している拙メルマガ「F.M.Letterーフード・マイレージ資料室通信」が、この日の前日の配信で節目の300号を迎えたのです。このことについて先日、友人のたかった氏との雑談の中で話したところ、「お礼の会」の発起人を引き受けて下さったのです。

 場所は東京・神田の「47都道府県レストラン・箕と環」。
 18時前に到着すると、何と愛知県在住の友人から鉢植えのブーケが届いていました。金沢在住時から食育等の関係でお世話になっている方です。
 他にも、絵本など「お祝い」の品を持ってきて下さった方たちも。始まる前から感激です。

何の公共性も公益性もないイベントに、ご多用中の30名以上の方が参加して下さいました。感謝の言葉もありません。

 19時過ぎ、たかった氏の司会により開会。堀内正弘先生(多摩美術大、シェア奥沢)が乾杯の音頭をとって下さり、しばし懇談です。
 なお、以下の写真の一部は、堀内先生、大和田順子さん、鈴木敦子さんから提供頂いたものです。

箕と環オーナーの川野元基さんから、この日の献立の説明。
 前菜は、つんつん漬け(静岡・西伊豆町)、きゅうりとふのりの酢の物(岩手・普代村)など。魚料理は真鯛とアルプスサーモンのカルパッチョ(愛媛県と長野・高森町)、肉料理は石川野菜と鶏の炒めもの(石川県)、それに色々魚の炊き込みご飯(岩手・釜石市のサクラマスなど)。いずれも川野オーナーが知り合い等から調達した「顔のみえる食材」が用いられています。
 ちなみに最初の1杯は会費に入っていますが、追加はキャッシュオンというシステム。

中田からは簡単な冊子を配布させて頂きました(会費とは別に個人で印刷発注したもの)。
 また、日本農民新聞社の今井修一社長は、以前に取材して頂いた記事の縮刷版を持参して下さいました。
 19時50分頃から、冊子をもとにしたスライドで、以下のような内容についてプレゼンさせて頂きました。

世の中では様々な素晴らしいイベントや取組みが行われており、ぜひ、もっと多くの人に知ってもらいたいという思いからメルマガを創刊(2012年10月30日)することとなった経緯、和暦(毎月朔日、十五日)にこだわって配信している理由。
 内容については、特に専門家ではない一般の消費者・市民が、食や農のことを「自分ゴト」として捉え、行動変容につながるきっかけになればという思いで書いていること(受けている方もいらっしゃいますが、それほど面白いことを言ったかな。有難いことですが)

2人の方から頂いた祝辞も、ご披露させて頂きました。
 さらに「豆知識」からいくつかのグラフを紹介。「オーシャン・カレント」で紹介させて下さった方の何人かは、この日も参加して下さっています。「ほんのさわり」欄で紹介した本の著者、訳者の方の姿も。

 最後に「これまでの約12年間、メルマガやブログの執筆に当たっては本当に多くの方々から学びを頂き、貴重な経験をさせて頂きました。お礼申し上げます。また、読者の皆さまにも心から感謝申し上げます」と、お礼を申し上げました。

続いて、参加して下さった30名以上の方々から一人ひとり自己紹介を頂きました。それぞれ、ユニークで素晴らしい活動をされている方ばかりです。

認定NPO法人 環境リレーションズ研究所の鈴木敦子理事長からは、なんとプレゼントツリー in みやぎ大崎の「植樹証明書」を、過分のメッセージとともに頂きました。これ以上ないプレゼントです。
 フード・マイレージも取り上げているテキスト『地球環境』も、配布用に持参して下さいました。

 東日本大震災の翌々年の福島・いわき市や広野町を始め、宮崎・椎葉村など、本当に様々なところに連れて行って下さった大和田順子先生(立命館大学 日本バイオ炭研究センター客員研究員等)、いつも、自然のリズムを感じるための手帳『和暦日々好日』を参考にさせて頂いている高月美樹さん(和暦・和文化研究家)からもメッセージを頂きました。

ほかにも参加者全員から自己紹介を頂きました。有難い過分のお言葉も、たくさん頂きました。
 他にもお声を掛けなければならない多くの方がおられ、遠方の方などからは「ぜひ配信で参加したい」「アーカイブを視聴したい」等の言葉、助言も頂きました(実現できませんでしたが)。

最後にマイクが回ってきた妻(この日も会計を一人で担当してくれました)の、「お集まりいただいた皆さんこそが、夫にとっての大きな財産」との言葉が、図らずも私の気持ちを正確に代弁してくれました。

21時30分過ぎ、安井一臣さん(棚田学会、小農学会)に締めて頂きました。
 その後も時間のある方はお互いに名刺交換など。この日の会が、新しいつながり(化学反応)のきっかけになれば私にとって大きな喜びです。

「次は500号記念ですね」「コツコツ小咄も復活を」等の、多くの励ましの言葉も頂きました。一方で読者数が伸び悩むなど、メルマガという媒体(文章)自体がやや時代に遅れつつあるのかも知れないという課題もあります。
 それでも、「より豊かな未来の食に向けて」自分なりにできることを継続していきたいという思いを新たにすることができる、貴重な会となりました。

 改めて、この日お集まりくださった方を含め、これまでお世話になった多くの方々、読者の皆さまに、心より感謝申し上げます。
 最後に、引き続きのご指導ご鞭撻をお願いして、お礼のご挨拶とさせて頂きます。

(ご参考)
ウェブサイト「フード・マイレージ資料室」
 https://food-mileage.jp/
メルマガ「F.M.Letter-フード・マイレージ資料室通信」(月2回、無料)
 https://www.mag2.com/m/0001579997