日本における米の消費量は長期的に減少を続けています。
年間1人当たり消費量は、戦後のピークであった1962年の118kgから2018年には54.4kgと、半分以下になっています。全国ベースでみると、毎年8万トンずつ需要量が減少しているのです。
そのようななか、若い世代に「ご飯」回帰が進んでいる可能性を示す興味深い調査結果があります。
農林中央金庫では、各世代を対象に食に関する調査を継続して実施していますが、2017年には高校生を対象に、“食”に関する意識と実態を探るための調査を実施しました。調査対象は東京近郊の400人(男女各200人)です。
また、同様の調査は2006年、2012年にも実施されていることから、この間の意識の変化を探ることもできます。… 続きを読む