【オーシャン・カレント】小農学会


(写真は総合人間学会(2017.6/10)において小農学会等について説明される山下惣一さん)

2015年11月29日、ユニークな「学会」が設立されました。
 共同代表は萬田正治さん(農業、元鹿児島大学教授)と山下惣一さん(佐賀、農業・農民作家)。副代表や世話人には九州を中心とした著名な生産者や学識経験者が名を連ねています。

設立の趣旨は以下のようなものです(設立趣意書より)。
 21世紀に入っても世界は混迷の一途をたどるなか、戦後、日本は経済大国として復興したものの農村から都市へと人は大移動し、過疎の村と過密の都市という地域に二極分解した。大型スーパー等で食材を買う都市生活者にとって、生き物の命を育み命をいただくという意識は薄れている。… 続きを読む

【豆知識】小規模農家の生産性


 (↑グラフをクリックすると別ウィンドウで大きく表示されます。)

農林業センサスによると、2015年の農業経営体(農家及び組織)の数は全国で138万経営体、うち都府県には134万経営体あります。
 これを経営耕地規模別にみると、0.5ha 未満が23%、0.5~1haが33%と、1ha未満の経営体が過半を占めています。一方、10ha 以上の経営体は全体のわずか2%に過ぎません。… 続きを読む

【ブログ】「街の木ものづくりネットワーク」(マチモノ)設立記念収穫祭

2017年6月25日(日)は東京・世田谷区の三軒茶屋へ。
 少し早めに着いたので、駅から直結するキャロットタワーの26Fに上がってみました。
 カフェなどもあり、地域の方達の憩いの場になっているようです。この日は一日、曇り空でしたが、雲の切れ目から西日が射し込んでいました。

そのキャロットタワーの4Fにある世田谷文化生活情報センター続きを読む

【ブログ】かんちゃんファーム訪問記(埼玉・鳩山町)

2017年6月24日(土)。相変わらずカラ梅雨気味ですが、西日本は雨のようです。
 自宅近くに一画を借りている市民農園。あやめカブは大きくなり収穫が続いています。スイカも大きくなってきました。
 ただ、寺島ナスや内藤トウガラシはあまり大きくなりません。化学肥料を控えたせいかも知れません。

午後は埼玉・鳩山町の「かんちゃんファーム」続きを読む

【ほんのさわり】浅見彰宏『ぼくが百姓になった理由』


(↑画像をクリックすると本のサイトに飛びます。)

-浅見彰宏『ぼくが百姓になった理由(わけ)-山村でめざす自給知足』
(2012/11、コモンズ)-

著者は1969年千葉県の生まれ。
バブル景気まっただ中、上智大学文学部を卒業して大手鉄鋼メーカーに就職。アジアへの輸出業務等に携わるなか、次第に行き過ぎた市場経済と、そのために生まれた貧困や格差、環境問題など社会の矛盾を感じるようになったそうです。… 続きを読む

【オーシャン・カレント】オアシス21オーガニックファーマーズ朝市村(名古屋)

名古屋の真ん中・栄(さかえ)にある複合施設・オアシス21で、毎週土曜日午前中に開催されているのが「オアシス21オーガニックファーマーズ朝市村」です。

オアシス21を管理運営する第3セクターと朝市村実行委員会の共催により「朝市村」がスタートしたのは2004年のこと。
 当初は出店農家10戸、来客数100人程度で月2回の開催でしたが、2009年からは毎週開催に変更され、現在は毎回、愛知・岐阜を中心とした約70戸の有機農業に取り組む農家が出店し、約1200人が来場。
 年間売上高は約5500万円という規模となっているそうです。

生産者にとっては、この場で農産物を直売できるだけではなく、有機農産物を扱う流通や飲食店の関係者との出会いの場となり、販売拡大と経営の安定につながっているとのこと。… 続きを読む

【ブログ】山下惣ーさん「体験的農業論」(@総合人間学会)

2017年6月10日(土)。
 自宅近くに一画を借りている市民農園。ジャガイモと空豆の後に追加の苗(トマトとナス)の植え付けと、種まき(スイートコーンと枝豆)。
 あやめ雪(カブ)とキュウリを収穫(早くもキュウリ祭りの季節が到来!)。ベランダのプランターに植えたゴーヤは、小さな実をつけています。
 それにしても土がパサパサ。深刻な水不足が続いています。

午後は東京・目白の学習院大学へ。… 続きを読む