(写真:「上越市ふるさと暮らしセミナー」(2017.9/2)チラシより)
岡山市出身の谷内(赤木)美名子さんは、東京の服飾関係の会社に就職しパタンナーとして働いておられました。パタンナーとは、ファッション・デザイナーがイメージした画から型紙を起こして試作するという、流行の先端を行く仕事です。
そして、外資系証券界者に勤めておられた幹典さん(金沢市出身)と知り合い、結婚されました。
お二人の人生の転機となったのは5年前の大寒の日。「杜氏の郷」と呼ばれる新潟・上越市吉川区の酒蔵で開催された酒づくり体験会に参加されたのです。
棚田の雪景色の美しさや、交流会での地域の方たちとの暖かい触れ合いに感動し、その後、折にふれて吉川区に通うようになりました。そしてある日、ご主人から「移住して農業をしながら杜氏を目指したい」という夢を打ち明けられたのです。… 続きを読む