【オーシャン・カレント】二本松営農ソーラー(福島・二本松市)

【ポイント】
 原発事故で一時は農業をあきらめた近藤 恵さんは「怒りではなく感謝と喜びの汗をかきたい。私たちの新しいスタイルの農場を見て、未来の地図を想像してほしい」と語っておられます。

見学させて頂いた時の様子(2024.11/2)

二本松営農ソーラー株式会社は、2019年、市民電力(ゴチカン)、生協(みやぎ生活協同組合・コープふくしま)、NPO環境エネルギー政策研究所(ISEP)の3者により設立され、2021年3月に竣工しました。現在、約6500枚のモジュールにより約600世帯分の発電を行っている日本最大級の営農型発電(ソーラーシェアリング)施設です。… 続きを読む

【オーシャン・カレント】図図倉庫(ずっとそうこ、福島・飯舘村)

【ポイント】
 原発事故により全村避難を余儀なくされた飯舘村では、閉鎖されたホームセンターの建物が「つながりを再生する秘密基地」に生まれ変わっています。

図図倉庫HPより。

2011年3月の東電福島第一原発の事故により、飯舘村は全村避難を強いられ、村内で営業していた多くの商業施設も閉鎖を余儀なくされました。… 続きを読む

【オーシャン・カレント】「合理的な価格」とは

【ポイント】
 持続的な食料供給のためには、コストが合理的に価格に反映(転嫁)されることが必要です。このことについて私たち消費者も理解し、実践していく必要があります。

農林水産省「適正な価格形成に関する協議会」第2回資料より

本年6月に改正・施行された食料・農業・農村基本法において、基本理念の最初に位置付けられた「食料安全保障の確保」とは「良質な食料が合理的な価格で安定的に供給され、・・・」と定義されています(第2条1項)。… 続きを読む

【オーシャン・カレント】審議会でも開始された次期基本計画についての議論

【ポイント】
 国の食料・農業・農村政策審議会で、次期の食料・農業・農村基本計画についての議論が始まっています。

農林水産省HPより

食料・農業・農村政策審議会とは、食料・農業・農村に関する重要事項について調査審議する機関として、食料・農業・農村基本法(改正後の法では第52条)に基づいて設置されている審議会です(「農政審」と略して呼ばれることもあります)。学識経験者、各種団体(生産、流通、消費等)、マスコミ等の代表22名の委員から構成され、現在の会長は大橋 … 続きを読む

【オーシャン・カレント】ご飯一杯の値段

【ポイント】
 ご飯一杯分の米の値段は約30円。缶コーヒー、お菓子、カップ麺等と比べても非常に安いものとなっています。

先日、小農学会事務局の佐藤弘さんが興味深いポスターを送って下さいました。以前に元九州大学助教の佐藤剛史先生と一緒に作られたものだそうです。
 https://food-mileage.jp/wp-content/uploads/2024/07/gohan_ippai-scaled.jpg

A4版の黒を基調としたポスターの中央には、湯気の出ている一杯のご飯の写真。右側には「ご飯一杯の値段」というロゴがあり、「5kg=2000円として1kg=400円、茶碗一杯約30円」との説明。上下には、缶コーヒー1/3本、チョコボール4個、カップ麺5分の1杯、コンビニおにぎり1/4かけら等の写真が並んでいます。これらはいずれもご飯一杯分の値段に相当する量です。… 続きを読む

【オーシャン・カレント】「都市アリ地獄説」

【ポイント】
 歴史人口学者の速水 融氏は「大都市は周辺の地域から人を引き付けておいて高い死亡率で人を殺してしまう」という「都市アリ地獄説」を唱えています。

以前にも紹介しましたが、歴史人口学者の速水 融(あきら)氏が唱えているのが「都市アリ地獄説」です。… 続きを読む

【オーシャン・カレント】「稲は人の足音を聞いて育つ」

【ポイント】
 田んぼに一日に何度も足を運ぶことの大切さを表す、古くから言い伝えられてきた言葉です。

撮影地:新潟・上越市大賀(2016.7/31、2018.8/11)

撮影地:新潟・上越市大賀(2016.7/31、2018.8/11)

元々の出典は不明ですが、田んぼに足しげく通い、稲の生長の様子、田んぼの水深、けい畔の様子等を自らの目で確かめ、必要に応じて水量の調節や草刈りなどの手間をかけることの大切さを表した言葉として、広く知られています。… 続きを読む