【オーシャン・カレント】もんぺ製作所 NIIGATA

写真は「もんぺ製作所」ウェブサイトより。

東京でパタンナーとして活躍していた赤木(谷内)美名子さんが、日本酒造りをしたいというご主人とともに新潟・上越市の山間部にある大賀地区に移住されたのは2013年7月のこと。

 ここでパタンナーの仕事を続けつつ、念願であった棚田での米作りを始められました。
 翌年にはお嬢さんも誕生。

 農作業着としてもんぺを履くことが増え、パタンナーの視点から、もっと素敵なもんぺができるのではと思い始めたそうです。… 続きを読む

【豆知識】衣類の自給率の推移

日本の食料自給率は、1970年代にはカロリーベースで70%以上、生産額ベースでは90%前後であったのが長期的に低下傾向で推移し、1990年代以降はほぼ横ばいで推移しています(2017年はカロリーベース38%、生産額ベース66%)。

 食料自給率が諸外国に比べても低いことは比較的よく知られているところですが、「衣食住」と言われるように、食料と同様に生活にとって最も基礎的な物資である衣類の自給率はどうなっているでしょうか。

 リンク先の図169は、食料と衣類の自給率の推移を示したものです。
 https://food-mileage.jp/wp-content/uploads/2019/06/169_irui.pdf  … 続きを読む

【ブログ】太田道灌の史跡めぐり vol.1

写真は2019年5月24日(金)夕方の皇居の様子。

かつての江戸城を築いた武将として、あるいは山吹の歌の作者として著名ながら、大田道灌の事績は十分に知られているとは言えません。
 その一因は、道灌が活躍した中世関東の極めて複雑な(分かりにくい)政治情勢があります。

 その史跡は、実は(西武新宿線沿線等の)身近なところに多くあり、それらをぶらりと巡ってみたいと、かねてより思っていました。

チャンスが巡ってきたのは5月25日(土)。… 続きを読む

【ほんのさわり】勝俣 誠(監修)『世界から飢餓を終わらせるための30の方法』

-勝俣 誠(監修)、特定非営利活動法人ハンガー・フリー・ワールド(編集)『世界から飢餓を終わらせるための30の方法』(2012/4、合同出版)-
 http://www.godo-shuppan.co.jp/products/detail.php?product_id=322 

 監修者は1946年東京生まれの明治学院大学教授・国際平和研究所(PRIME)所長(刊行当時。現在は同大学名誉教授)。開発経済学、アフリカ地域研究の第一人者の方。
 また、ハンガー・フリー・ワールド(HFW)は、飢餓のない世界を作ることを目的に活動する国際協力NGOです。… 続きを読む

【オーシャン・カレント】G20農相会合

本年6月28日(金)~29日(土)、大阪で G20(20カ国・地域)サミットが開催されます。
 これは、2008年以降、世界のGDPの8割以上を占める主要国・地域が参加して毎年開催されている国際会議(正式名称は「金融・世界経済に関する首脳会合」)で、日本が議長国となるのは今回が初めてです。

 本会合の前後には、国内8都市でテーマ毎に関係閣僚会合が開催されますが、その最初の会合として、去る5月11日(土)~12日(日)の間、新潟市でG20農相会合が開催され、34の国・地域と国際機関が参加しました。
 2日間の会合では「農業・食品分野の持続可能性に向けて」とのテーマで閣僚の間で意見交換が行われ、「2019年 … 続きを読む

【豆知識】アフリカで高い飢餓人口割合

 前回は、FAO「世界の食糧安全保障と栄養の現状に関する白書」(2018年版)から飢餓人口の地域別推移を紹介しました。
 減少傾向で推移していた世界の飢餓人口は、近年、増加に転じており、2017年における世界の飢餓人口は8億2,080万人。飢餓人口はアジアで最も多いものの、増加の程度はアフリカで著しいことを紹介しました。
 http://food-mileage.jp/wp-content/uploads/2019/05/167_kiga.pdf  

 世界人口に占める飢餓人口の割合(飢餓人口割合)も、同様に低下傾向で推移していましたが、やはり近年は上昇に転じています。
 リンク先の図168は、この飢餓人口割合の地域別の推移をみたものです。… 続きを読む

コツコツ小咄まとめ(2019.5/20~24)

2019.5/20(月)
 今週のコツコツは悲しい話でスタートです。 
「原発事故で避難指示区域内に残された牛達の多くは、畜舎に繋がれたまま餓死してしまいました。その後には、一面、きれいなピンクの花が咲いたんです」
 「何という花ですか」 
「オキザリ(置き去り)ス」… 続きを読む