
菊池勇夫『飢饉』 (2000.7、集英社新書)
https://amzn.to/2Pgpus1
本書は、1950年青森県生まれで日本近世史・北方史を専門とする著者が、日本における飢饉の歴史を明らかにし、その発生メカニズムや未然に防ぐための社会システムのあり方等を論じた書です。
「日本書記」以来、数年に一度、あるいは毎年のように日本のどこかで飢饉は発生していたとのこと。… 続きを読む

-より豊かな未来の食のために-
「F. M. Letter -フード・マイレージ資料室 通信-」のなかで、食や農の分野について考えるヒントとなる本の「さわり」だけを紹介しています。

菊池勇夫『飢饉』 (2000.7、集英社新書)
https://amzn.to/2Pgpus1
本書は、1950年青森県生まれで日本近世史・北方史を専門とする著者が、日本における飢饉の歴史を明らかにし、その発生メカニズムや未然に防ぐための社会システムのあり方等を論じた書です。
「日本書記」以来、数年に一度、あるいは毎年のように日本のどこかで飢饉は発生していたとのこと。… 続きを読む

-工藤 隆『大嘗祭-天皇制と日本文化の源流』 (2017.11、中公新書) -
http://www.chuko.co.jp/shinsho/2017/11/102462.html… 続きを読む
-菅野正寿、原田直樹『農と土のある暮らしを次世代へ』 (2018.7、コモンズ) -
http://www.commonsonline.co.jp/books/books2018/201807no_to_tuchi_noaru_kurashi.html

編著者は、福島県有機農業ネットワークの前代表である二本松市東和地区の農家と、日本有機農業学会理事を務める新潟大学教授の2人。… 続きを読む
-増淵 敏之『おにぎりと日本人』 (2017.12、洋泉社y 新書) -… 続きを読む
-寮 美千子『空が青いから白をえらんだのです-奈良少年刑務所詩集-』 (2011.5、新潮文庫) -
https://www.shinchosha.co.jp/book/135241/… 続きを読む
-早川タダノリ編著『まぼろしの「日本的家族」』(2018.6、青弓社)-
https://www.seikyusha.co.jp/bd/isbn/9784787234377/

編著者は1974年生まれ。フィルム製版工などを経て現在は編集者。
本書においては、近年、自民党の「日本国憲法改正草案」(2012年)に代表される右派の言説において「伝統的家族像」が理想的なものとして推奨されているとし、その事例として、食育の第一人者・H氏(本書中では本名で登場)の以下のような発言(概要)が取り上げられています。
「昔、朝と晩の二回は一家団欒で食卓を囲んだものでした。みんなで食事をすることこそ家族なんです。憲法は個人だけを強調することで、家族をバラバラにして、その流れの中で食卓も崩壊しているのです」… 続きを読む
◆ ほんのさわり
食や農の分野を中心に、考えるヒントとなるような本の「さわり」を紹介します。
(これまでのコンテンツはこちらにも掲載)
http://food-mileage.jp/category/br/… 続きを読む
2018年も、食や農の分野を中心に、考えるヒントとなるような24冊の本の「さわり」を紹介してきました。
拙ウェブサイトにまとめて掲載してあります。個別の記事は、それぞれのリンクをご覧下さい。
http://food-mileage.jp/category/br/
(No.140 掲載)… 続きを読む
-古川日出男『馬たちよ、それでも光は無垢で』(2018.2、新潮文庫)-
https://www.shinchosha.co.jp/book/306073/

作者は1966年、福島・郡山市生まれ。実家はシイタケ農家で、原発事故の際には出荷制限を課されたそうです。
2011年3月11日、作者は取材のために京都市に滞在していました。
最初は「関西でも長い地震はあるのだな」と感じただけでしたが、ホテルに戻ってテレビを付けたとたん画面に釘付けになります。火柱を噴き上げるコンビナート、水没した空港の滑走路、茶色い濁流に呑み込まれる無数の車輛・・・。… 続きを読む

-網野善彦『日本社会の歴史』(上、中、下、1997.2、岩波新書)-
https://www.iwanami.co.jp/book/b268321.html
前項(オーシャンカレント欄)のとおり、米(稲作)は日本の歴史において重要な地位を占めていますが、これについては異論もあります。その代表がいわゆる「網野史観」です。
日本中世史を専門とする網野は、非農業民(漁民、職人など)に着目することで、日本を農業国家とする通説(農本主義)に異を唱えました。また、稲作祭祀を司る天皇の支配権力が及ばない「無縁、公界、(くがい)、楽」等の存在も明らかにしています。
本書下巻の最終章では、痛烈な「農本主義」批判が展開されています。… 続きを読む
-小松理虔『新復興論』(2018.9、ゲンロン叢書)-
https://genron.co.jp/books/shinfukkou/

東日本大震災と原発事故による被災が今も継続している「福島」の復興について、心に引っかかりを感じている人にとっては必読の書です。
潮目の地・いわきの歴史と宿命、アート、障害福祉などの広範な観点から、復興(イコール地域づくり)が語られています。なお、400ページ近い大著ですが、文章は平易かつ明晰で、非常に読みやすい本です。
小松さんは食品メーカーに勤務する「当事者」だったこともあり、食についても多くのページが割かれています。… 続きを読む

著者は1948年宮城県生まれ。(株)農林中金総合研究所で永く調査・研究に携わられた後、現在は自ら設立した農的社会デザイン研究所の代表を務めておられます。
本書は著者にとっての13冊目の単著で、前著『農的社会をひらく』から2年半の間の実践や思索の成果を踏まえ、農的社会(生命原理を最優先する社会)をいかにして創造していくかを、理論と実践(ノウハウ等)両面から広範に論じられています。… 続きを読む
-国木田独歩『武蔵野』(1949/5、新潮文庫)-
https://www.shinchosha.co.jp/book/103501/

国木田独歩(1871~1908)は千葉・銚子に生れ、山口、広島で少年時代を過ごした後に上京。新聞記者を経て詩人・小説家になりましたが、自然主義文学の先駆者と位置づけられています。
独歩の代表作である『武蔵野』は明治31(1898)年に刊行されました。
当時、渋谷に住んでいた独歩は、画や歌に描かれるほどの武蔵野の現状を自分の目で確かめるため、ある年の秋の初め、汽車を境で降り、そこから歩いて桜橋に向かいました(現在、文学碑のある場所です)。… 続きを読む
-正岡子規『仰臥漫録』(1983/11、岩波文庫)-
https://www.iwanami.co.jp/book/b248901.html

病床において子規は多くの優れた随筆・日記文学を残しますが、その一つ『仰臥漫録』(ぎょうがまんろく)は他人に見せることを想定していなかった私的な日誌であるため、子規自身の率直な思いや身の回りの出来事が綴られています。
自ら寝返りを打つこともできない子規は、仰向けに寝たまま、日々食べたものについても克明に記録しました。
例えば, … 続きを読む