◇フード・マイレージ資料室 通信 No.273◇
2023年8月16日(水)[和暦 文月朔日]… 続きを読む
【寄稿】『日刊アグリ・リサーチ』に4回目のコラムを掲載して頂きました。
2023年8月22日付の『日刊アグリ・リサーチ』(農業情報調査会発行)に、4回目のコラムを掲載して頂きました。
鎮魂と和平を祈る8月に、飢餓と食料供給(配給)について問題提起してみました。
相変わらず小咄はベタですが。… 続きを読む
【ブログ】基本法見直しと食料安全保障、スプーンの記憶
猛暑続き、時々ゲリラ的豪雨。大型で強い台風6、7号が連続して接近。
自宅近くの市民農園では、美味しかったトマトはほぼ終了。ナスは大豊作、オクラやピーマンも豊作。3個目のスイカは近く収穫予定。
福島・いわきで種を頂いてきたコットンは、清楚で綺麗な花を咲かせています。

2023年8月9日(水)の終業後は、東京・京橋にある中央区立環境情報センター… 続きを読む
【ほんのさわり272】福岡伸一、伊藤亜紗、藤原辰史『ポストコロナの生命哲学』
−福岡伸一、伊藤亜紗、藤原辰史『ポストコロナの生命哲学』(2021.9、集英社新書)−
https://shinsho.shueisha.co.jp/kikan/1085-c/

生物学者、美学者、歴史学者による論考と鼎談により、現在の政治、経済、社会、科学からは「いのち」に対する基本的態度(「生命哲学」)が抜け落ちていることに警鐘を鳴らしている本です。
「ウィルス同様、自らの身体も制御不能な自然物。ウィルスとは共生するしかない」と断じる生物学者(福岡)、「今こそ自然に耳を研ぎ澄ませて、効率優先の食と農のシステムを見直すチャンス」とする歴史学者(藤原)など、多くの示唆に富む本書ですが、今号のメルマガで特に紹介したいのは、美学者・伊藤亜紗の論考です。
障がいのことを考える時、本書等で伊藤が紹介する「はとバスツアー」のエピソードが、私の頭から離れることはありません。… 続きを読む
【オーシャン・カレント272】NPO法人ユメソダテ(東京・世田谷区)

2018年に設立されたユメソダテの理念は、社会がユメ(夢)を育て、ユメが人を育て、人が社会を照らす循環づくりです。
知的・発達障がいのある方(当事者)の認知発達を促すフォイヤーシュタイン教材やブレインジム(体操)の体験会、障がいのある方のための「お買い物体験講座」、千葉大学とコラボしてのニコニコみかんソースの製造・販売など、幅広い活動をされています。
また、2022年10月に開園した夢育て農園(世田谷区)では、障がいのある方々を対象に、畑作業をしながら認知・身体機能を高める「人を育てる畑コース」を設け、毎週木曜日には支援者の方々とともに認知身体発達の取組みと併せて畑作業を行っています。また、順天堂大学等と連携し、畑作業等が心身の状態を改善していることについてのエビデンスの収集・発表も行っています。
理事長の前川哲弥さんは1962年生まれ。農林水産省、経済協力開発機構(OECD)勤務を経て、現在は家業の精密機器運送業を営みつつNPO活動に勤しんでおられます。
知的障がいのあるご子息の将来の自立に不安を感じていた前川さんは、障がいのある当事者の方々にお話を伺ったそうです。すると、何人かの方が「ユメ」(希望、目標など)を生き生きと語られたとのこと。「社会がユメを育て、ユメが人を育てる」ことに気づき、仲間とともにNPOを立ち上げたのだそうです。… 続きを読む
【豆知識272】知的・発達障がい者の農作業によるストレス軽減効果

近年、農福連携の取組み(障がい者等が農業分野で活躍することを通じ、自信や生きがいを持って社会参画を実現していく取組み)が広がっています。
農作業は、障がい者等のストレスを減らす効果がある(「農の福祉力」)とされていますが、順天堂大学大学院 緩和医療学研究室、NPO法人ユメソダテ、都城三股農福連携協議会は、そのことを実証するため、「農作業によるストレス軽減テスト」を実施しました(2023年3月)。
添付先のグラフは、その結果を示したものです。
https://food-mileage.jp/wp-content/uploads/2023/08/272_noufuku.pdf… 続きを読む
【ブログ】2023年の集落総出の草刈り(新潟・大賀)
【メルマガ】F.M.Letter No.272 -pray for peace.
◇フード・マイレージ資料室 通信 No.272◇
2023年8月1日(火)[和暦 水無月十五日]… 続きを読む
【ブログ】酷暑のしごと塾さいはら(山梨・上野原市西原)
2023年7月22日(土)は、今年最初のベルーナドーム(埼玉・所沢市)。
辛島が踏ん張れず、エラーに付け込んで今井を崩すこともできず完敗。写真は最終回、浅村が増田にぼてぼてのサードゴロに抑えられた場面。どうも観戦に行くと勝率が低いような(もともと低いですが)。
それにしても、東京地方は異常な猛暑続き。
自宅近くに一画を借りている市民農園の土はパサパサ。じょうろで水を撒いても、文字通り焼け石(土)に水。
その間もスイカは膨らんできました。まずは3個のうち1個を収穫。… 続きを読む
【ほんのさわり271】富山和子『水の文化史−4つの川の物語』
−富山和子『水の文化史−4つの川の物語』(2013.8、中公文庫)−
https://www.chuko.co.jp/ebook/2014/11/515157.html
(注:電子書籍しか掲載されていませんが、紙の書籍もあります。)

著者は1933年群馬県生まれ。出版社の編集者を経て、水、緑、土などについてユニークかつ先駆的な評論活動を続けて来られた方で、著者が監修された「日本の米カレンダー」は私も毎年愛用していました。
1980年に初版が刊行された本書は、大規模な水源開発や河川改修が進められつつあった時代に、歴史的な観点を踏まえて、水と人間との関係について根本的な見直しを迫った名著です。… 続きを読む
【オーシャン・カレント271】通潤橋(熊本・山都町)

通潤橋(つうじゅんきょう)は、熊本県のほぼ中央、山都町(やまとちょう)にある日本最大級の石造りアーチ橋で、豪快な放水などで観光スポットとしても有名です。
実は、この橋は道路ではありません。通潤用水と呼ばれる農業用水路の重要な部分を構成する「水路橋」で、橋の内部には農業用水を通すための頑丈な石管が設けられています。
緑川等が削り取った深い谷に囲まれた白糸台地は、永く水や食料の不足に悩まされてきました。幕末近くの嘉永年間、惣庄屋の布田保之助(ふた・やすのすけ)は、その白糸台地に農業・生活用水を供給するための用水路の建設を熊本藩に申し出ます。当時の熊本藩は行財政改革を進めており、大規模な土木工事も地方・民間に移譲していたのです。… 続きを読む
【豆知識271】農業用水路の長さ(延長)など

「瑞穂の国」とも称される日本は、温暖湿潤な気候風土に恵まれ、豊かな農業生産が展開されてきました。その農業生産を支えてきたのが、全国に網の目のように張り巡らされた農業用水路です。
添付先のグラフは、農業用水路の長さ(延長)等を示したものです。
https://food-mileage.jp/wp-content/uploads/2023/07/271_suiro.pdf
日本の農業用水路全体の長さ(総延長)は約40万kmとされ、これは実に地球10周分に当たるそうです。また、農業用水路のうち受益面積が100ha以上ある基幹的農業用水路の長さは約4万9千kmとなっています。
これを一級河川の国による直轄管理区間、一般国道の指定区間、JRの線路と比較すると、いずれも農業用水路の方が長く、農業用水路は公共的な施設として大きな量(ストック)を有していることが分かります。… 続きを読む
【メルマガ】F.M.Letter No.271 -pray for peace.
◇フード・マイレージ資料室 通信 No.271◇
2023年7月18日(火)[和暦 水無月朔日]… 続きを読む
【ブログ】親子で食農体験 @練馬・白石農園
2023年7月も半ば。
玄関先のプランターのカサブランカは、今年も見事な花を咲かせてくれました。ハナグモがじっと獲物を待ち受けています。スダチも大きくなってきました。
市民農園のスイカも、今年は一株で2個を収穫する計画です。

7月15日(土)の午前中は、東京・練馬区大泉へ。
松本零士ゆかりの西武池袋線・大泉学園駅の構内には、… 続きを読む
【ブログ】菅野芳秀さんのお話を伺って思ったこと
2023年7月14日(金)は休暇。
6時半過ぎに起き出して、知人に頼まれていたパンのフード・マイレージ(輸入/国産小麦の比較)を試算して送信。ところが後に連絡があり、意に添わなかったのか予定していた講座では使用しないと。せっかく作業した試算結果を一方的にボツにされるのは初めての経験。色んな人がいますね。やれやれ。
久しぶりに八王子市堀之内へ。コロナ禍が続いたことから、どこに伺うのも概ね「久しぶり」です。
11時に京王堀之内駅に到着。
この日の集まりの主催者である鈴木亨さん(自称「… 続きを読む

