【豆知識】担い手の減少と新規就農

1960年頃には1200万人近くいた農業の担い手(基幹的農業従事者数;仕事が主で、農業が主)の数は、長期的に大きく減少し、さらに近年も減少を続けています。
 リンク先の図236の右側が、2010年以降における基幹的農業従事者数の推移です。
 https://food-mileage.jp/wp-content/uploads/2022/02/236_sinki.pdf

これによると、基幹的農業従事者数は近年も平均して毎年5万人ほど減少しており、2021年では約130万人と、1960年頃の約1割強の水準となっています。また、65歳以上の者の割合が約7割を占めています。
 かつての高度成長期における担い手の減少は他産業への流出によるものでしたが、現在のは高齢者のリタイアなど自然減少が主要因となっているのです。… 続きを読む

【ブログ】谷崎潤一郎『陰影礼讃』(奥沢ブッククラブ第76回)

徐々に朝夕の日が長くなってきました。何度か雪の予報は出たものの、東京地方は総じて晴れの日が多くなっています。
 2022年2月12日(土)の夕刻は、遠く西空に富士山のシルエットが望めました。いつの間にか梅の季節は過ぎつつあり、市内の公園では河津桜が咲いています。

2022年2月14日(月)19時からは、第76回の奥沢ブッククラブにオンライン参加。
 京都からの参加者・Iさんは、大学院を修了し島根での就職が決まったとのこと。障がい者福祉を学び、その経験を踏まえた優れた著書続きを読む

【ブログ】きっかけ食堂-戸倉っこかき(宮城・南三陸町)

2022年2月10日(木)から11日(金)にかけては、南岸低気圧の発達により東京地方も積雪との予報も出ていましたが、幸い、先月のような大雪とはならず。
 自宅近くの河川敷には、コロナ禍のなか花を植えて下さっている方がいます。小さなビオトープ(?)も。
 11日(金)は青空が広がりました。

その11日(金)の19時から開催されたのは、「きっかけ食堂@京都・愛知 続きを読む

【ほんのさわり】山本有三『米百俵』

−山本有三『米百俵』(2001.1、新潮文庫)−
 https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784101060118

新潟・長岡市に伝わる逸話をもとに、1943年に山本有三が戯曲化し出版したもの。
 戊辰戦争において長岡藩は、家老・河井継之助の主導の下、新政府軍に徹底的に抗戦し破れました(司馬遼太郎の小説『峠』でも有名です)。
 焦土と化し、禄高も三分の一に削られた長岡の再建を託されたのが、恭順派として斥けられていた小林虎三郎でした(ちなみに『武士の娘』の杉本鉞子の父・稲垣茂光家老も、河井と対立して地位を追われた側でした)。… 続きを読む

【オーシャン・カレント】伝統工芸品・亀田縞(新潟)

もんぺ製作所HPより https://monpeseisakusho.com/

亀田縞は、新潟・亀田郷において300年以上にわたり育まれてきた伝統織物です。
 現在の新潟市中央部に位置する亀田郷は、越後平野を流れる信濃川や阿賀野川に囲まれた広大な低湿地帯で、第二次世界大戦後に土地改良事業(排水事業)が実施される以前は、舟を使って腰まで水に浸かりながらという過酷な稲作が営まれていました。その様子は司馬遼太郎『潟のみち』にも描かれています。

その亀田郷での農作業や暮らしの中で、泥や水に強い綿織物として生み出された亀田縞ですが、戦後、海外からの安価な繊維製品の輸入が増加するなかで、いったんほとんど姿を消してしまいました。しかし平成の時代に入り、技術を守り続けてきた地元の方たちの尽力によって復活したのです。… 続きを読む

【豆知識】中山間地域のシェア

中山間地域とは、農林水産統計の農業地域類型区分のうち「中間農業地域」と「山間農業地域」を合わせた地域を指します(詳細は下記「資料」参照)。
 日本の人口、土地、農業生産等に占める中山間地域のシェアを示したものが、リンク先の図235です。
 https://food-mileage.jp/wp-content/uploads/2022/02/235_Chusankan.pdf

これによると、人口のシェアこそ11%に留まっていますが、総土地面積の73%、林野面積では88%を占めています。また、農業の生産条件も不利とされる中山間地域ですが、耕地面積の41%、総農家数の44%、農業産出額でも44%を占めるなど、農業生産面でも重要な地位を占めています。
 さらには、傾斜地の多い中山間地域で農林業が営まれ農地や林地が適切に管理されることによって、土壌侵食や土砂崩壊を防止するとともに、地域の伝統や文化の保全・継承する等の多面的機能が発揮されているのです。これら農業・農村が有する多面的機能については、故・宇沢弘文氏も著書(『人間の経済』ほか)の中で指摘している社会的共通資産そのものです。… 続きを読む

【ブログ】2022年寒中オンライン

1月20日(木)は大寒。2022年は最も寒い季節を迎えています。新型コロナウィルスの新規感染者数は、毎日のように過去最多を更新。

そのようななかでも、今年も蠟梅の花は咲き、ミツマタの蕾は膨らんでいます。近所の平地林にはドングリのじゅうたん。

1月23日(日)の夜は、ネーネーズのオンライン配信を視聴。… 続きを読む