【オーシャン・カレント No.231】大江正章さんを偲ぶ会

2020年12月15日、出版社コモンズやNPOアジア太平洋資料センタ−等で活躍された大江正章(おおえ・ただあき)さんが逝去されました。地域、農と食、アジアと日本の関わりなど幅広いテーマについて、編集者・ジャーナリストとして多くの現場に足を運んで取材し、深い考察を重ねてこられました。

 大江さんが亡くなった後、多くの友人・知人たちが「呼びかけ人」となって計画・準備してきた「偲ぶ会」が、大江さんが亡くなってから約1年後の12月18日(土)に、以下により開催される運びとなりました。
 多くの方のご参加、あるいはご賛同をお待ちしています。

日時:2021年12月18日(土)13:00〜17:30(予定)
 開催方法:基本的にオンライン(申し込み不要)… 続きを読む

【豆知識 No.231】「地域主義」について

大江正章さんが一貫して取り組んでおられたテーマの一つが、「地域主義」でした。
 現在、地域主義というと、グローバル化に対抗するEU統合など政治的な動きを指す言葉としても用いられますが、ここで言う地域主義は、それとは若干意味合いが異なります。

玉野井芳郎(元東京大名誉教授、沖縄国際大教授)は、地域主義を「地域に生きる生活者たちが、その自然・歴史・風土を背景に、その地域の共同体にたいして一体感をもち、経済的自立性、政治的自律性(自治)、文化的独自性を追求すること」と定義しています。

この言葉から40年以上が経過した現在、経済や情報(思想や哲学も)のグローバル化が進むなか、人々は拠って立つところ(地域や場)を喪失し、ふわふわと浮遊しているかのようです。情報等には容易にアクセスできるものの自分の血肉とはならず、モヤモヤは募るばかり。コロナ禍もあって人と人との直接的なコミュニケーションも困難になっています(リンク先の図(マンガ?)231参照)。
 https://food-mileage.jp/wp-content/uploads/2021/12/231_tiiki.pdf続きを読む

【ブログ】サステイナブルコーヒー~「今夜もご機嫌@銀座で農業」

先日の「朝のもちよりブックス#33」(胡桃堂喫茶店、東京・国分寺)のゲストは、保育士で漫画家のまつもともちこさん。代表作のアスパーガール(アスペルガー症候群(=特別な才能がある人))のお嬢さんとの、日々の奮闘記です。
 まつもとさんのウエブサイトで無料で読むことができます。… 続きを読む

【ブログ】趣味のお漬け物作り♫(山梨・北杜市高根町)

2021年12月4日(土)、今年も新潟・上越市大賀から棚田のお米(コシヒカリ)が届きました。
 日本海からの風が届く標高210mの棚田は昼夜の温度差が大きく、小粒ながら野性味あふれる味とのこと。梅干しも入れて下さっています。有難く頂きます。

 かつて稲刈りに訪ねた時のことが懐かしく思い出されました(コロナもあってしばらく伺えていません)。… 続きを読む

【ブログ】アフガニスタン 現地報告会(追記・陸高 人生横丁)

今年は早めに来年のカレンダーをゲット。
 高橋美香さんのアフガニスタン写真カレンダー「いつか、また会える日まで」です。

 フォトジャーナリストの高橋さんからは、これまでパレスチナのことについては色々と学ばせて頂いていましたが、アフガニスタンにも長く通っておられるそうです。
 しかしコロナ禍に加えて政変もあって訪ねることが叶わず、親しい人たちと会えなくなり、安否も確認できず、気を揉んでおられるとのこと。… 続きを読む

【ブログ】CSまちデザイン市民講座 2題

コミュニティスクール(CS)まちデザインは、「食」「農」「地域」をつなぐことを柱に積極的に活動しているNPO法人。その一環として様々な市民講座も実施しています。
 もっとも、残念ながら新型コロナウイルス禍により、飲食を伴うイベントは中止され、その他の講座もオンライン形式に変更して行われてきました。

CSまちデザインのホームページより。
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【ほんのさわり No.230】ナオミ・クライン『地球が燃えている』

−ナオミ・クライン『地球が燃えている−気候崩壊から人類を救うグリーン・ニューディールの提言』(2020.11、大月書店)
 http://www.otsukishoten.co.jp/book/b532892.html

『ショック・ドクトリン』で戦争や天災など大惨事に便乗する多国籍企業等の実態を暴いたジャーナリストが、本書では、略奪型資本主義から脱炭素社会へ転換するビジョン(グリーン・ニューディール)を示しています。

気候危機が深刻化するなか、著者はよく「気候変動を止めるために個人として何ができるか」という質問を受けるそうです。それに対して著者は「何もないというのが事実。あなたひとりでは何もできないのです」と答えるとのこと。
 気候変動問題は、個人がライフスタイルを変えるだけでは解決できないと断言しているのです。… 続きを読む

【オーシャン・カレント No.230】COP26と石炭火力発電

(外務省HPより。)

COPとは国連気候変動枠組み条約(1992年採択)の締約国会議(Conference of the Parties)のことで、1995年以降ほぼ毎年開催されてきました。26回目に当たる今年の会議は10月31日からイギリスのグラスゴーで開催され、会期を1日延長した11月13日に合意文書(「グラスゴー気候合意」)が採択されました。… 続きを読む

【豆知識 No.230】世界の経済部門別の温室効果ガス排出量

気候変動に関する政府間パネル(IPCC)が2021年8月に発行した第6次評価報告書(AR6 WG1)では、「人為的な温室効果ガス排出量の増加が大気、海洋及び陸域を温暖化させてきたことには疑う余地がない」とされています。
 リンク先の図230は、世界の経済部門別の温室効果ガス(GHG)排出量の構成比を示したものです。
 https://food-mileage.jp/wp-content/uploads/2021/11/230_GHG.pdf

これによると、世界のGHG排出量は全体で520億トン(二酸化炭素換算)となっており、うち一次産業(「農業」及び「林業その他の土地利用」)のシェアは23%と、全体の約4分の1を占めています。… 続きを読む

【ブログ】2つの読書会のことなど

2021年11月8日(月)の19時からは、第73回目の奥沢ブッククラブにオンライン参加。

 前半は参加者からおススメ本の紹介。
 水木しげる『ゲゲゲのゲーテ』、遠藤周作『影に対して』、アバーテ『海と山のオムレツ』、武田邦彦『科学者が解く「老人」のウソ』、ダムスゴー『ISの人質』、青柳碧人『むかしむかしあるところに、死体がありました』など、今回も多彩なラインナップ。… 続きを読む